近年、『子供がギターを始めたいと言っている』、『子供にギターを習わせたい』という問い合わせが多く、
実際に私のレッスンを始められているお子さんも増えてきました。
今やギターは手軽に始められる楽器の一つで、弾ければ学校で人気者なる事間違いなし!
今回は、『子供のギター』関連でよく質問される事や、
知っておくとお得な情報などをお話しします。
お子さんにギターを始めさせたい方は、必見です!
子供にギターを習わせたい。Q&A。
まず保護者の方からよく聞かれる質問をお答えしていきます。
1,いくつからギターは習えますか?
オススメは小学生。
早くても幼稚園年長さん。
一般的に鍵盤楽器は3歳ぐらいから始められると言われていますが、ギターは自分で持たなければなりません。
座っても立っても、ギターがある程度安定して持つ(抱える)事が出来るのが前提になります。
安定させる対処方法は、
- 座った時に足台等に足を乗せる。
- ストラップをつける
- 軽めなギターを使う
など、いくつか対処方はあります。
ちなみにうちの娘は、2歳からギター弾いてます。笑
もちろん二歳児ですので、弾いてるというよりは遊んでいる感じです。
でも実際に弾けなくても、『楽器になれる』、『リズムだけ取る』、『音を鳴らす』などは、
二歳児でも十分出来るんです。
音楽的にやっていて損はありませんので、興味を持ったら何歳でも楽器に触らせるべきだと思います。
ただ先生に付いて『習い事』にするのは、やはり早くても年長さんぐらいからかと思います。
(正直、お子さんの性格によります)
2,どんなギターを買えばいいですか?
まずギターのタイプは、
- エレキギター
- アコースティックギター(以後アコギ)
- クラシックギター
の大きく分けると3つあります。
- いつかバンドがしたい。ロックなギターが弾きたい=エレキギター
- ギターを弾きながら歌いたい(弾き語り)=アコギ
- 禁じられた遊びが弾きたい(笑)=クラシックギター
弾きたい曲、興味ある歌、憧れのアーティストが使っているギターと、
同じタイプのギターを買うといいと思います。
3,子供が使うギターはどういうギターがよいですか?
これが一番多い質問です。
「子供用のギターって何がありますか?」などです。
子供用のギターだと思われているものは、実はミニギターと呼ばれるものがほとんどで、
実際には子供用という枠組みではない場合が多いです。
しかし、ボディが小さかったり、スケール(押させる場所)が短かったりしますので、
小さなお子さんには扱いやすいと思います。
メーカーによって名称が、『ミニギター』や『子供用ギター』とまちまちですが、
とりあえず、小さなサイズのギターと普通のギターを比べてみましょう。
アコギ

普通サイズ(右)は、ヤマハLS-6。(以前紹介した記事はコチラ)
ミニサイズ(左)は、ヤマハJR-2。
かなり大きさが違います。
JR-2は『FG Junior』という名称が付いてますので、
子供用を意識しています。
ボディだけではなく、スケールの違いも重要です。
左手で抑える場所の幅ですね。
比べてみました。

3.6mm。

3.0mm。
1フレットが6mm違うのはかなり違いますね。
エレキギター

右が普通サイズの、ヤマハパシフィカ。
左がミニサイズのフェンダージャパンストラト。
フェンダージャパンのストラトは、かなり昔にミニサイズモデルとして発売していたものです。
子供用というよりは、小さなサイズを売りにしたストラトです。

またまた3.6mm。

3.4mm。
ボディもアコギほど大きさに差がないので、スケールも2mmの差。
しかし2mm差は、弾いてみると結構違いますよ。
一般的な小学校1年生が、このファンダーを持ってみると、
ちょっとネックが長いかなぁという感じでした。(経験上)
それとアコギと違いボディが重いので、
エレキギターを選ぶならストラップは必須アイテムになります。
他社のギターでも、上で紹介しましたヤマハJR-2のサイズ感でしたら、
小学校低学年でも扱いやすと思いますので、
サイズが気になる方は、調べてみてください。
4,大人用のギターは子供に使わせるのは無理ですか?
全然そんな事はありません。
初めから大人用を使わせるのは全然アリです。
youtube等で小さな子が大きなギターでガンガン弾いているのを目にした事があると思いますが、
慣れてしまえば、全然いけると思います。
腕の長さにより届かない場所があるかもしれませんが、
届かないならば、とりあえず届くところでだけ弾けばいいんです。
それでも十分に練習になります。
それと子供はすぐに大きくなります。
子供用を買う→いずれ大人用に買い換える時期が来る....。
という意味では、初めから大人用を使うのも無しではありません。
サイズは始める時期で決めましょう!
では、どちらを買えばいいのでしょう?
基本、下のような考え方でいかがでしょうか?
幼児〜小学校3年生は、ミニギター。
小学校4年生からは、大人用ギター。
これはうちの長女を基準で考えました。
うちの長女は幼児の頃からクラスで小さい方です。
現在小学5年生ですが、今なら間違いなく大人用ギターでok。
4年〜5年生でかなり体格が変わってきているのを考慮に入れて、
3年生まではミニギターが良いかなと思います。
もちろんお子さんの体型はそれぞれですので、
購入前に楽器屋さんで一度抱えてみる事をおすすめします。
5,楽器は先生からお借りできますか?
これは先生によると思います。
ちなみに私は、子供用ギターを持っていません。
ミニギターを持っていましたが、次女にあげましたので持ってません。笑
仮にレッスンの時にギターを借りれたとします。
でも自宅にはギターがありませんので、レッスン時以外は楽器にさわれません。
習い事は復習をしなければ習得が難しいので、楽器の所持は必須だと考えてください。
それに自分の楽器があるという事は、気分的にもあがりますし、よく楽器に触るようになります。
結果的に上達の近道になりますので、始めるならば覚悟を決めて購入しましょう!
大人も子供も同じですが、買った以上やめられなくなります。笑
ミニギター紹介。
では現在販売されているミニギターをご紹介します。
アコギ
テイラー
現在のアコギメーカーで、プロアマ問わず不動の人気メーカー。
ミニギターだけでも、かなりの種類を発売しています。
先日、楽器屋さんで試奏してきましたが、
ものすごく良いです!!
子供だけじゃなく、大人の方にもオススメです。
(在庫あり)Taylor Baby Maho テイラー ミニギター TAYLOR Guitars Baby Maho ベビーテイラー ミニアコギ ミニアコースティックギター※国内正規品
マーチン
アコギの老舗マーチン。
こちらも試奏してきました。
小さなボディですが、しっかりマーチンの音がします。
ヤマハ
先ほどご紹介したJR-2。
なんといっても安い。でもヤマハ製です。
テイラーとマーチンはちょっと高いですので、
子供の1本目でしたら、こちらをオススメします。
anuenue
anuenueはウクレレメーカーとして近年有名なメーカーですが、ギターも製造しています。
とても良いです!
まず軽い!そして鳴る!
子供にうってつけです。
私のレッスンを受けている小学生の子も、このギターを使っている子が数名いますよ。
サウンドホールが中央にない斬新なデザインが逆に可愛い!と評判です。
aNueNue/aNN-M1 BirdGuitar ミニアコースティックギター ミニギター トラベルギター【アヌエヌエ】【アウトドア】
エレキ
さて次はエレキのミニギターです。
スクワイア
フェンダーの下位ブランド。
値段も手頃で、一般的なストラトタイプは体にフィットして抱えやすいので、
初心者にぴったりです。
ピグノーズ
ギターより小型アンプが有名なメーカーですが、
その小型アンプが内蔵されたミニギター。
アンプなしでエレキサウンドを楽しめます。
しかも見た目も可愛い!
ESP?
バンドリ&ESPのコラボギター。
見た目が可愛いストラトタイプ。
一応ESP製のSNAPPERに近い作りをしています。
ギター以外の必需品。
チューナー
チューナーはクリップ式にしましょう。
人気商品、ポケモンチューナー。
カポ
弦を挟んでキーを変更するのに使います。
特にアコギには必須。
取り付けが簡単な挟むタイプがオススメです。
布
ボディを拭いたりするメンテナンス布。
このタイプは、使っても毛玉にならないので、ボディに傷がつきません。
大事なギターは少し良い布で拭いてあげましょう。
まとめ
保護者の方によくされる質問や、私なりのオススメ商品をご紹介してきました。
今や小学生からギターを始めるのは、ごく普通な時代になってきました。
比較的安価で始められる楽器で、人気No.1はギターです。
ぜひ始めてみてはいかがでしょうか?
以上、子供のギターについてのお話をお届けしました。
それでは、また次の記事でお会いしましょう。