コロナ禍で一気に需要が高まったオンライン。
仕事の会議などで使われる事はもちろん、
音楽においても、オンラインレッスンの需要は増えてきています。
私の生徒さんも、ギターとDAWのオンラインレッスンを希望される方が増えてきています。
今回は、そのオンラインの場で活躍する、今話題のヤマハAG06をレビューします!
ヤマハAG06をレビュー!オンラインレッスンや会議に最適。
さてまず、AG06に代表される『オーディオインターフェース』の必要性についてお話ししておきます。
なぜ、オーディオインターフェースは必要なの?
PCを使用したオンラインの場で、声などのオーディオ扱うためには、
オーディオインターフェースという装置をPCに接続しなければなりません。
正直、オーディオインターフェースがなくてもオンラインは出来ます。
最近のノートPCやiMacのようなデスクトップPCであるならば、
カメラとマイクはPCに内蔵されていますので、
ビデオアプリを使用するだけでオンラインが出来ます。
では、なぜオーディオインターフェースが必要なのか?
理由は以下です。
- より良い音質で音声を伝えたい
- 複数の回線を扱いたい
- 自分で聴くバランスと、相手に送るバランスをうまく調整したい
などです。
①より良い音質で音声を伝えたい
PCの内蔵マイクではなく、より音質に特化したマイクは、PCにそのまま入力ができません。
オーディオで扱われるケーブル、入力端子を接続するために、オーディオインターフェースが必要になります。


一般的には、XLRコネクターが付いたケーブルを使用してマイクを接続します。
キャノンコネクター、キャノンケーブルとも呼ばれます。
オスとメスが存在します。

こんな、片側がキャノン、片側がフォーンのケーブルも存在しますので、
使用機材によってケーブルのプラグ部を選択できます。
ちなみに写真のフォーンプラグは、一般的に『標準プラグ』と呼ばれています。
これらを使う事で、PCのマイクで拾われた音より、
高音質で自分の声を拾う事が出来ます。
②複数の回線を扱いたい
これは、例えばギターのオンラインレッスンを受ける事を想定してお話しします。
ギターもマイク同様、そのままPCに入力する事はできません。
ギターで使用するケーブルの端子は、上記のフォーンプラグが付いたケーブルです。
まずギターをPCに入力しなければならない時点で、オーディオインターフェースは必須になります。
現在の一般的なオーディオインターフェースのインプット数(入力数)は、最低でも2つはついているでしょうから、
1つはギター、もう1つにマイク、それをUSBなどのケーブルでPCに接続します。(PC接続は機器によります)
これをビデオアプリ、では仮にZoomとしましょう。
Zoomのオーディオ設定で、使用するオーディオインターフェースを選択してあげれば、
ギターもマイクも同時に使い、相手にこちらの音を聞かせる事が出来ます。

写真では、ヤマハAG06が『マイク』『スピーカー』ともに選択されています。
この設定だと、AG06に接続したギターやマイクを使い、AG06に繋いだヘッドホンやスピーカーで、
相手の音を聞く事が出来ます。
ちなみに普段私は、RMEのBabyFaceというインターフェースをDAWで使っています。
設定次第では、マイクはAG06、スピーカーはBabyFaceなんて事も出来ます。
その辺りが、どう使いたいかによりそれぞれ選んでいいと思います。
③自分で聴くバランスと、相手に送るバランス。
これは実際にやられた方じゃないとわからないかもしれませんが、
こちら(私)が聞いている音と、相手が聞いている音が同じとは限りません。
こちらは大きいけど、相手は小さいなど。
それに②のように、複数回線を使用すると余計に厄介です。
オーディオインターフェースには、入力ソースをそれぞれ調整する機能がありますので、
各ソースがバランスよく聞こえるように出来ます。
AG06なら、本体に。
BabyFaceならPC内のソフトで調整をします。


まとめますと、
- 良い音でやりとりしたい!
- ギターなど、オンラインレッスンをしたい。
- ストレスなく音をモニターしたい。
という方にオススメな訳です!!
なぜAG06がいいのか?
最近、導入する方が激増している人気商品ヤマハ『AG06』。
人気の秘密はなんでしょうか?
ズバリ!
わかりやすい!!!
私のように、PCが苦手な方、セッティングが面倒なのは辛いという方には絶対オススメ!!!
特にMacユーザーの方はさらにオススメです!
- 買う
- 繋ぐ
だけで、セッティング終了です!
ドライバーをダウンロード、インストールは不要!
USBでPCに接続すれば、Zoomなどのアプリで認識されますので、
選ぶだけ!
ステキ!!
ヤマハAG06レビュー!
ではレビューしていきます。
付属品の画像。

- 本体
- USBケーブル
- 取説
- Cubase AI ダウンロードライセンスコード
接続は、画像のように接続しています。

インプット1にAT4040(マイク)。コンデンサーなので48Vを使ってます。ケーブルはXLR-XLR。
インプット2にギター。Kemperに入力、MAIN OUT XLRーLchを接続。
右上のヘッドホンアウトにヘッドホン。
モニタースピーカーはBabyFaceに繋がっている為、こちらにはスピーカーは繋いでいません。
背面にUSBがあり、そこよりPCに接続してます。(USB-A)
『TO PC[USB]』の下にあるスイッチは、
INPUT MIXを選択しています。
場合によりLOOPBACKも選択しますが、DAWのレッスンをする時に、音がループしてしまうので切り替えながら使ってます。
基本INPUT MIXで、場合により切り替えるで現在は使用しています。
オケを流してギターもマイクも使う場合は、DAWを使うと少々大変そうなので、
AG06の5/6chにスマホなど繋いで使った方が、わかりやすく使いやすいと思います。
わかりやすく使うを今回は目指しています!
音質
DAWで録音してみましたが、
少し軽い感じの音ですね。
あ、BabyFaceと比べてです。
でも、ライン会議などに使用する事を考えると、全然クリアに聞こえます。
遅延
こちらのモニター環境では、遅延はほぼありません。
相手方にも確認しましたが、映像と音が極端にずれている等はなさそうです。
回線によるものは、別としてですが。
モニター
INPUT MIXにすると、ボリュームつまみがこちらと相手の両方に生きます。
それが逆に使いやすく、ここでバランスと取り、トータルの音量はヘッドホンの音量で操作という、
とてもわかりやすい仕組みで使えます。
その他の機能
まだあまり使ってません....。
マイクのチャンネルにあるEFFCT押すとリヴァーブかかるので、
よくある驚きコメント!「まじですかーー!!??」的な時にポチっと押して、
生徒さんを笑わせてます。笑(完全にネタですね)

AG06とAG03
ヤマハウェブキャスティングミキサーは、AG06とAG03の2タイプ発売されています。
違いはチャンネル数と、
ギターインプットがXLR入力出来るかどうか。
5/6インプットの有無。
LoopBackや基本の機能は同じですので、
ギターをフォーンのみで入力、必要チャンネル数で選んでよいと思います。

マイク
ここで紹介するマイクは会話用なので、正直なんでも良いと思います。
マイクはピンキリですから、良いものの方が音質が良いのは言うまでもありませんが、
そこまで高級なマイクは必要ないと思います。
それと、私のようにマイクアームに固定したい方は、
なるべく小さいマイクがオススメですよ。
大きいと邪魔ですよ!笑

*Audio-technica AT2020、AKG P120にはショックマウントホルダーは付属していませんので、ご注意を!

*マランツMPM1000は、ショックマウントホルダーが付属してます!
まとめ
気軽に導入できて、扱いも簡単なAG06。
オンライン環境をこれから導入される方は、
ぜひ候補に考えてみてください。
では今回はここまでとします。
また次の記事でお会いしましょう!!
ありがとうございました!