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【弦交換】ギターの弦を交換する時に必ずやっている6つの事。

ギターは、自分で簡単に弦交換を行う事が出来る楽器です。
やった事がない方も、1度覚えれば簡単にキレイに行う事ができます。

今回は、弦交換【エレキギター編】です。
私が弦交換をする時にやっている事も紹介します。

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ギターの弦を交換する時にやった方がいい事。

ではまず弦についてです。
弦には太さがあります。
それを『ゲージ』と言いまして、
数値で表します。

09とは『0.009インチ』。
42とは『0.042インチ』。
数値が上がれば太くなります。
一般的な09~42のセット弦は、
1弦=09、2弦=11、3弦=16、4弦=24、5弦=32、6弦=42
セットで入っています。

新品で売られているギターには、

  • ストラトタイプ:09-42
  • レスポールタイプ:10-46

の弦が基本的に張ってあります。
太さの違う弦を張る事は出来ますが、『太さが違う=引っ張る力が異なる』ので、
結果、ギターのネックが動きます。
(09-42を張っていたギターに10-46を張ると、引っ張る力が強くなるので、ネックが起きる現象が発生します【順反り】)
何か理由があって、別の太さの弦を張る場合は、ネックの調整が必要になります。
(ご自分で出来ない場合は、楽器屋さんや工房でやってもらいましょう。)

弦は、細い方が綺麗に歪みます
(ベースを歪ませた音より、ギターの方がキレイに歪みますよね?)
キメ細かくキレイに歪ませたい場合は細い弦を
真空管アンプなどに繋いで、ゴリっと太いクランチやクリーンサウンドには太い弦がおすすめです。

なお最近は、音よりも『よりプレイしやすいギター』が求められています。
Youtubeなどで見かけるテクニカルなギタリストたちの中には、

  • 弦高が恐ろしく低い。
  • チューニングを半音下げるなどして、弦のテンションを極力低くしている。
  • 弦も極力細いものを張る。

などは一般的になってきていて、本人がそれを説明している動画もよく見かけます。
ただ、それをやるにはそれなりにギターセッティングの知識が必要で、
適当にやってしまうと、『音が詰まって出ない』『ギターのバランスが悪くなる』場合がありますので、
やはり知識がある方にやってもらうのがいいでしょう。

実際に弦を交換する時にしている事を紹介。

私が弦交換時にやっている事は以下です。

  1. 弦を外した状態で掃除。
  2. 指板にレモンオイルを塗る。
  3. フレット磨き
  4. ナットの掃除
  5. 弦のよじれを矯正する
  6. 弦を伸ばす

1、弦を外した状態で掃除

別にたいした事はしてませんが、弦があるとホコリが拭きづらい場所を、
弦を外した時に拭きます。
よっぽど汚れが酷くない限り、何も付けません。
汚れが気になる場合はポリッシュなどを使います。

布は、毛玉にならない布がおすすめです!
長く使えますし、毛玉部で強く擦るとボディに傷がつく場合がありますので、
ちょっと高いけど、専用の布がいいでしょう。
ポリッシュ用乾拭き用が使い分けられるとベストです

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2、指板にレモンオイルを塗る

これも人それぞれですが、私は弦交換した時にレモンオイルで拭いてます。
単純にキレイになるのでいいと思います。
布に少量染み込ませて全体拭いた後に、フレット付近に溜まったオイルはキレイに拭きます。
あまりオイルが指板に残りすぎないようにしています。

レモンオイルは、各楽器メーカーにより賛否ですが、私はやってます。
指板に残るネバネバした手垢?のようなものが嫌なので、汚れはしっかり拭きます。
木や皮は長年使う事で変化してくる素材なので、
オイルである程度の保湿や保護は必要だと思っています。
ただオイルなので、やり過ぎ、付け過ぎは良くないかと。

指板専用にクリーナーなどが各メーカーから多く出ていますが、使った事がありませんのでなんとも。
機会があれば使ってみたいとは思いますが......
なんか、レモンオイル問題に乗じた『うちのメーカーのは良い!』的な、
レモンオイル否定派のキナ臭い感じがして、正直どうなんでしょ?><

ちなみに私の周りでは、レモンオイルNGって言ってる人は一人もいません。

現在、SITのレモンオイルを使ってますが、
個人的にはFreedomのレモンオイル好きです。
匂いも好き。

3、フレット磨き

これは毎回やるのは一苦労ですが、
最近はサッと拭き取るとキレイになる『フレットバター』という物があるのでそれが楽でいいのかも。
私は、フェルナンデスの946で磨いてますが、
若い頃に買って、未だに無くなりません。笑
1つ買ったら恐ろしく持ちますよ。

ちなみに現在、手持ちのエレキギターが全てステンレスになったので、
エレキギターはフレット磨きを一切しなくてOKになりました!
ステンレスは酸化しないので、汚れがほとんど気になりません。
(という事は、レモンオイルでフレット酸化する説も無縁?笑)

4、ナット掃除

これとても大事です。
ナットは主に弦のサビで汚れてきます。
するとチューニング事に『ピキッ』と音がします。
正確なチューニングの妨げになるのでナット溝を掃除しましょう。

私の掃除方法は、

  • シャープペン(鉛筆)で溝を擦る
  • 紙で溝を擦る

のどちらかです。
どちらの方法でも、溝の滑らかになります。

シャープペンは鉛筆でもいいですが、細い方が良いのでシャープペンで。
鉛筆で書くので汚くなりますので、気になる方は避けましょう。
紙の場合も薄い紙でよいです。

どちらにも言える事ですが、ナットを傷つけないように優しくやりましょう。
そしてこれはあくまで応急処置のようなものなので、
あまりにも『ピキッ』が発生したり、チューニングが安定しなかったりした場合は、
一度ちゃんと見てもらい、ナット専用のヤスリなどで調整してもらいましょう。

弦交換時に、紙で擦るぐらいはやっておいた方がいいと思います。【動画参照】

5、弦のよじれを矯正する

これは、私が若い頃にプロのギターローディーさんからお聞きして、
そのままやっている話なのですが、
ギター弦は巻かれて袋に入っているので、若干よじれている事がある。
そのよじれを少しでも矯正してから弦を張った方が、鳴りが良い!という話です。
たしかに巻かれて入っているので、よじれていても不思議ではありませんね。
実際目で見えるものでもないので、願掛けのように普段からやっています。
信じる方はぜひやってみてください。【動画参照】

6、弦を伸ばす

貼り終わったら、弦を伸ばします。
伸ばしてチューニング、伸ばしてチューニング.....
チューニングが安定してきたら終了。
貼りたての弦はチューニングが安定しないので、
あとは弾きながら馴染ませていきましょう。

参考に動画も作りましたので、
どうぞご覧ください。

まとめ

私なりのやり方ですが、ご紹介でした。

少しでもなるほどと思われたら、ぜひやってみてください。

なお今回はエレキギターで、ペグがスパーゼルでした。
次は普通のペグの弦交換も紹介しようと思いますので、しばらくお待ちください。

では今回はここまで。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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